「残業少なめ」と書かれていたのに実態は真逆…。そんな失敗を避けたい方へ。
転職でワークライフバランスを叶えるには、企業の“働き方のリアル”を見抜く力が必要です。
この記事では、5回の転職経験と採用担当としての視点から、転職先のワークライフバランスを見極めるためのチェックリストをプロが伝授します。

【この記事の投稿者】
ワークライフバランスを重視して転職先を探している方へ

この記事は、以下のような悩みを持つ方にオススメです。
【オススメの方】
- ワークライフバランスを重視して転職先を探している方
- 残業や休日出勤が多く、今の働き方に疑問を感じている方
- 求人情報の「働きやすさ」が本当か見抜く自信がない方
- 転職後に後悔しない選び方を知りたい方
また、この記事を読んで、得られることをまとめました。
【この記事から得られること】
- ワークライフバランスが良い企業の見抜き方
- 面接、企業研究等で必ず確認すべき10のポイントと質問例
- よくある誤解と失敗を防ぐ考え方
- 転職活動をサポートしてくれるプロの活用法
転職で後悔しないために、ワークライフバランスの見抜き方が必須

転職で後悔しないために最も重要なのが、「その会社で本当に自分らしく働けるか」です。
求人票だけを信じて入社した結果、理想とは程遠い現実に直面するケースは少なくありません。
特にワークライフバランスは見えにくい要素ですが、入社前に確認できるポイントを知っておけば、転職の失敗は防げます。
見抜けないと「働き方」は大きく裏切られる

「入社してみないとわからない」は大きなリスク。
ワークライフバランスが“表面上”整っているように見えても、実態と大きく乖離しているケースは少なくありません。
その理由を、採用担当経験者である筆者の視点から深掘りして解説します。
よくある“見抜けない”失敗パターン5選
表面的な情報 | 実際のリスク | なぜ見抜けないのか? |
---|---|---|
残業少なめ | 実際は月40時間以上が常態化している | 求人票に法的な基準がなく、 曖昧な表現が使われやすい |
有休取得率高め | 繁忙期はほぼ取得できず、実際の消化率は低い | 全社平均で良く見えても 部署ごとの実態は異なる |
リモートOK | 上長の判断で実質出社を強要される | 制度の存在だけで 実際の運用状況が語られない |
フレックス制度あり | 結局9時出社が暗黙のルールとなっている | コアタイムが長く、実質的に 自由な働き方ができない |
働きやすさを重視 | 慢性的な人手不足で常に忙しく余裕がない | スローガンや理念先行で、 現場の負荷が無視されている |
なぜこのようなギャップが起きるのか?
- 企業は「理想像」で採用PRを行うため
→ 採用ページや面接では「働きやすい印象」を意図的に演出している - 制度と運用の乖離
→ 制度があっても実際には使わせてもらえない(人手不足、文化、上司の意識) - 「平均値」や「数字」だけでは見抜けない
→ 全体では良くても「配属先」がブラック部署の可能性も
表面情報だけで判断すると、転職後の「理想と現実のギャップ」に苦しむ
求人票や企業HPはあくまで入り口。本当に大事なのは「自分が入る部署・現場」での働き方がどうなのか?
これを見抜くための視点が、次の章のチェックリストです。
プロ直伝!ワークライフバランスを見抜くためのチェックリスト

以下のチェック項目は、筆者が5回の転職と採用担当の経験から実践してきた「転職失敗を防ぐリアルチェック」です。
面接・企業研究・エージェント経由で必ず確認しましょう。
必ず確認すべきチェック項目10選
チェック項目 | 確認方法 |
---|---|
平均残業時間 | 転職会議やOpenWorkなどの口コミで現場部門ごとの実績を見る |
有休取得率 | 「年間何日取れていますか?」と面接で具体的に質問 |
リモート・時短制度の実績 | 制度有無だけでなく「実際の利用者の割合」も確認 |
上司の働き方 | 「上司やマネージャーの残業状況」をさりげなく質問 |
休みの取りやすさ | 「突発の休みも対応可能か?」で柔軟性をチェック |
育休・介護休暇の取得実績 | 男女ともに利用実績があるか、復帰後の働き方も確認 |
職場の雰囲気 | 面接時に社員の表情や社内の雰囲気をよく観察 |
離職率 | 「直近1年以内の退職者数と理由」を質問する |
繁忙期の働き方 | 「どの時期が忙しいですか?」「残業はどれくらい増えますか?」と聞く |
面接対応時間 | 面接が平日夜や休日であれば、業務時間が伸びている可能性あり |
どこまで聞いていい?面接時の“本音”を引き出す質問例10選
質問例 | 質問の意図(確認できるポイント) |
---|---|
①最近、定時で退社されたのは いつ頃ですか? |
面接官本人の働き方(残業の実態)を探れる |
②1on1や上司との面談では、働き方について どんな話がされますか? |
上司とのコミュニケーションが活発か 改善意識の有無 |
③リモートワークは週にどのくらいの頻度で 利用されていますか? |
制度の「実態としての運用率」がわかる |
④繁忙期はどの時期で、 残業はどの程度増えますか? |
業務のピークと負荷の実態が見える |
⑤最近、有休を取得された社員の方は どのように取得されていますか? |
実際の取得のしやすさと 職場の雰囲気がわかる |
⑥育休・介護休暇から復帰された社員の 事例はありますか? |
両立支援制度の「実績」と 「風土」を確認できる |
⑦チーム内での平均的な残業時間は どれくらいですか? |
配属部署単位の働き方を 具体的に把握できる |
⑧「働きやすさ」の定義は、 御社ではどう捉えていますか? |
理念と実態のギャップを測れる質問 |
⑨私が入社した場合、最初の3ヶ月は どのような働き方になりますか? |
自分の初期配属での リアルな働き方が想像できる |
⑩この職場で長く続いている方の 共通点は何ですか? |
定着している人材の特徴から社風や 働き方を間接的に探れる |
面接時に聞きたいことは事前にメモして面接に臨みましょう。質問をたくさんするということは、それだけその企業に対して興味を示しているという見方もできるため、聞きづらいと思うようなことでも必ず確認するようにしましょう。

「どこも似たようなものでは?」よくある疑問と対処法

「どこに転職しても多少は…」とあきらめてしまうと、ブラック転職のループに陥りがちです。
よくある疑問・不安を“プロ視点”で論破し、正しい転職軸の立て直しを促します。
疑問①結局どの会社も残業はあるんじゃない?
自分の許容ラインを明確にし、企業の残業“質と頻度”を比較する視点が重要
疑問②制度はあっても使えないことが多いのでは?
「制度がある」ではなく「誰が、どれくらい使っているか」を確認すれば真偽がわかる
疑問③転職会議や口コミって信用できる?
一つの情報に依存せず、複数サイトと転職エージェント経由の裏付けで信頼度を補強
疑問④部署によって違いすぎて意味がないのでは?
配属先の具体例を聞く or エージェントに実際の事例を教えてもらえば可視化できる
疑問⑤理想ばかり求めてると、決まらないのでは?
“完璧”ではなく“自分が続けられる働き方”を選ぶことが、最も現実的で重要な軸
諦める前に「知る努力」を!
ワークライフバランス重視の転職は、妥協ではなく「調整力」が必要です。
自分に合う働き方を実現するために、「知る努力」と「聞く技術」があなたを守ります。
ワークライフバランス重視した転職理由の答え方について、まとめた記事がありますので、併せて参照ください。
見抜ける人ほど、転職後の満足度が高い

理想の働き方を叶える転職には、「事前に働き方を見抜く力」が不可欠です。
求人票や面接だけで判断せず、現場の実態に迫る情報を自ら確認できる人ほど、転職後の満足度が高い傾向にあります。
この記事で紹介したチェックポイントを活用して、自分に合った転職先を見極めてください。
次の章では、より確実に理想の企業と出会うための「転職エージェントの活用法」について解説します。
後悔しない転職には、プロの情報網を活用しよう

【転職エージェントを使うメリット】
- 実際の残業や働き方などの“リアル情報”が得られる
- 非公開求人に出会える
- 面接での質問内容や企業の特徴を事前に教えてもらえる
- 自分の希望に合った求人をプロが選定してくれる
理想の働き方を実現するには、自分ひとりでの情報収集には限界があります。
転職エージェントを活用すれば、内部事情や働き方の実態など、ネットでは得られない“企業の裏側”を知ることができます。
効率的かつ安心して転職を進めたい方は、信頼できる転職エージェントの活用がおすすめです。
次の章では、当Blogおすすめの転職エージェントを厳選して紹介します。
おすすめの転職エージェントを厳選して紹介

ワークライフバランス重視されている方には、ホワイト企業への転職の近道である「アルバトロス転職」が特におすすめ。
退職代行最大手「退職代行モームリ」と同じ運営会社ゆえ、どのエージェントよりもブラック企業の情報は詳しいという絶対的な強みを持っています。
また、面接で企業の本音を引き出すべく、面接サポートがとても手厚い「マスメディアン」も大変おすすめです。
気になる方は、下記業者紹介内にある赤いボタンから早速問い合わせしてみましょう!
①面接が不安でクリエイティブ職種を希望している方におすすめエージェント
面接に不安を残し、クリエイティブ職種を希望している方は、「マスメディアン」がおすすめ。筆者が採用担当をしていたとき、よく人材紹介していただいたエージェントです。
マスメディアンから実際に紹介を受けた求職者の面接にマスメディアン担当者が同席し、面接終了直後に即フォローを行うという、他の業者にはない手厚い面接サポート体制を取られています。
現在エージェントに不安を抱えていて、乗り換えを検討されている方には、ぴったりなエージェントと言えます。
「マスメディアン」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
②ホワイト企業への転職を強く望まれている方におすすめエージェント
ホワイト企業への転職を強く望まれている方は、「退職代行モームリ」と同じ運営会社で、ブラック企業を徹底排除する「アルバトロス転職」がおすすめ。
退職代行モームリを利用した方たち年間2万件以上の退職データを活用しての転職支援が可能のため、ブラック企業を避け、優良企業に絞って紹介を受けられるという最大のメリットがあります。
「アルバトロス転職」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
③履歴書よりも実力で勝負したい方におすすめエージェント
本当の実力で勝負したい方におすすめなのが「Q転職」。企業が課したミッションを解いて転職活動ができる新しい転職サービスを提供。
書類選考や面接だけに頼らない、実力で勝負をして転職活動を進められるため、書類選考だけで機械的にお見送りになってしまうような憂き目には遭いません。
「Q転職」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
上記3つのエージェントを含む、それ以外の当Blogがおすすめの転職エージェントについては、下記緑色のバナーをクリック(タップ)していただき、参照ください。

転職を成功させるためのバイブルを悩めるあなたに!
筆者が執筆しました転職成功への戦略本「キャリアに迷う30代40代へ、転職成功へのリアル戦略」是非これを機にお読みください。
自身5回の転職を成功させ、採用担当の面接官としての経験を踏まえ、応募者側と企業側の両面の思考から、今までの転職攻略本にはない内容となっています。
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筆者が勤めていた会社6社の大半が有給取得率が低かったです。晩年の会社は、働き方改革の後押しもあり、だいぶ有給が取りやすくなってはいましたが、自タスクが課されていた以上、なかなか休めなかった現状があります。