転職エージェントって、複数利用しても良いの?と悩んでいる方、いらっしゃるのではないでしょうか。
転職エージェントの複数利用は、より多くの求人情報にアクセスし、自分に合った転職先を見つけるための有効な手段です。
この記事では、複数併用のメリット・デメリットを解説し、上手な使い分け方や注意点、効果的な活用術を紹介します。
複数エージェントを掛け持ちする際のコツやおすすめの組み合わせ例も詳しく解説しているので、効率的に転職活動を進めたい方に必見の内容です。
成功する転職のために、この記事をぜひ活用してください!

【この記事の投稿者】
転職エージェントを複数利用して良いのかわからないと悩んでいるあなたへ!

この記事は、以下のような悩みを持つ方にオススメです。
- 転職エージェントを初めて利用する方
- 効率的な転職活動を目指している方
- エージェントの使い分けに悩んでいる方
- 転職活動で失敗を避けたい方
転職エージェントを複数利用するのは当たり前?

転職エージェントは、求職者と企業をつなぐプロフェッショナルで、求人紹介や応募書類の添削、面接対策など幅広いサポートを提供します。
企業が求める人材像を熟知しており、非公開求人を含む多様な選択肢を提供できる点が大きな魅力です。しかし、1社だけに頼ると、情報やサポートが偏る可能性があります。
そのため、複数のエージェントを併用し、広い視野を持って転職活動を進めることが推奨されます。
この記事を読んで、具体的に得られることをまとめました。
- 転職エージェントを複数利用するメリット・デメリット
- 複数利用時の注意点やトラブルを防ぐコツ
- 効果的なエージェントの使い分け方
- おすすめのエージェント組み合わせ例
早速、次章で「転職エージェントを複数利用するメリット・デメリット」をみていきましょう。
複数の転職エージェントを利用するデメリット

今回は先に、複数の転職エージェントを利用するデメリットをみていきます。デメリットをまとめると下記3点になります。
- 情報管理が煩雑になる
- エージェント同士の連携がない
- 自分の希望に集中しづらい
情報管理が煩雑になる
複数の転職エージェントを利用すると、それぞれのエージェントとのやり取りや応募状況の管理が煩雑になりがちです。スケジュール調整や情報の整理を怠ると、進捗を把握できず、転職活動が非効率になるリスクがあります。
エージェント同士の連携がない
エージェント同士は連携していないため、同じ求人に重複応募してしまう可能性があります。企業側に悪い印象を与えないよう、応募先や担当者のアドバイスを自分でしっかり管理する必要があります。
自分の希望に集中しづらい
複数のエージェントから異なる求人やアドバイスを受けると、意見が食い違うこともあり、自分の希望や優先順位がブレてしまう場合があります。意思決定が難しくなり、迷いが生じやすくなる点が課題です。
エージェントの登録数が多くなればなるほど、上記デメリットが目立つようになるので要注意です。
複数の転職エージェントを利用するメリット

次に複数の転職エージェントを利用するメリットです。メリットをまとめると下記3点になります。
- 求人の選択肢が広がる
- 担当者の相性を見極められる
- 業界や職種ごとの専門性を活かせる
求人の選択肢が広がる
複数の転職エージェントを利用することで、それぞれが抱える非公開求人や独自のネットワークにアクセスでき、選べる求人の幅が広がります。
また、企業ごとに異なる求人情報を比較でき、自分に最適な選択肢を見つけることが可能です。
担当者の相性を見極められる
転職エージェントの担当者によってサポートの質や対応のスタイルは異なります。複数のエージェントを試すことで、自分に合った担当者を見つけやすくなり、よりスムーズで信頼感のある転職活動が実現します。
転職エージェントを複数利用する最大のメリットは、担当者の相性の見極めが可能になることです。
私の経験上、採用担当をしていたときに複数のエージェント担当者とやりとりしましたが、正直、全ての担当者が良かったとは言い難いのが事実です。
もちろん素晴らしい方もたくさんいらっしゃいました。しかし、担当者とは名ばかりで、こちらから連絡しないと何も連絡がないような方も実際には存在しました。
それだけに、良い担当者と巡り合うためにも複数の利用は必要になるのです。
業界や職種ごとの専門性を活かせる
エージェントごとに得意とする業界や職種が異なります。複数を利用することで、それぞれの専門性を活かし、自分の希望に合致した情報やアドバイスを得られるため、精度の高い転職活動が可能です。
2024年3月時点で、日本の転職エージェントの数は約2万9,218社もあります。大手の総合型もあれば、大手・中小の特化型もあり、そんな中から自分にあったエージェントを探すのはとても難しいでしょう。
そのため、1社だけに限定するのは非常に危険なのです。
まずはジャンルを決めて、少し多めに複数登録をしてみてみましょう。エージェントのやりとりを1~2週間様子をみれば、エージェント(担当者)の良し悪しは見てきます。その中で自分にあったエージェントを何社かに絞り込んだ上で、転職活動を開始するようにしましょう。
何社か絞り込んだ際、エージェントへ断りを入れることに不安のある方へ、転職エージェントの断り方をまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
転職エージェントを複数利用するメリット・デメリットをみてきましたが、デメリットを先にお伝えしたのは、やみくもに数多く利用するとデメリットが大きくなるということを理解していただきたかったからです。
それを理解していただいた上で、数を絞って「担当者の相性の見極め」ができると、担当者のサポートを受けて効率よく転職成功への道が開けてきます。
転職エージェントを上手に使い分ける方法

次に転職エージェントを上手に使い分ける方法をみていきます。使い分ける方法をまとめると下記3点になります。
- 目的に応じた選び方
- 得意分野を見極める
- 応募状況を整理する
目的に応じた選び方
転職エージェントは、総合型と特化型に大きく分かれます。幅広い選択肢を求めるなら総合型、特定業界や職種に特化した求人を探すなら特化型がおすすめです。
目的に応じて使い分けることで、効率的に理想の転職先を見つけられます。
得意分野を見極める
エージェントごとに得意な業界や職種が異なるため、自分の希望にマッチするエージェントを選ぶことが重要です。公式サイトや口コミで実績や得意分野を調べると、最適なサポートを受けられます。
応募状況を整理する
複数エージェントを利用する場合、応募先や進捗を管理する仕組みが必要です。スプレッドシートや専用ツールなどを活用して、重複応募や進行漏れを防ぎ、スムーズに転職活動を進めましょう。
仕事をしながら並行して転職活動を進める場合は、特に進捗状況の管理に落ち度が出やすくなるので、注意しましょう。
転職エージェントを複数利用が向いている人・向いていない人

転職エージェントを複数利用が向いている人もいれば、向いていない人もいます。それぞれの特徴をみてみましょう。
向いている人
【複数利用が向いている人の特徴】
- 幅広い選択肢を検討したい人
- 転職活動を短期間で進めたい人
複数の転職エージェント利用が向いているのは、幅広い選択肢を検討したい人や転職活動を短期間で進めたい人です。
また、特定の業界や職種にこだわらず、さまざまな可能性を模索している人にも適しています。
さらに、担当者との相性を重視する人や複数の視点からアドバイスを受けたい人も恩恵を受けやすいです。
効率的かつ効果的に活動を進めたい場合は、複数エージェントの利用が理想的な方法となります。
向いていない人
【複数利用が向いていない人の特徴】
- 1社に集中したい人
- スケジュール管理が苦手な人
複数利用が向いていないのは、じっくりと1社に集中したい人やスケジュール管理が苦手な人です。
また、転職活動に時間をかけられる人や、特定の業界・職種に強いエージェント1社に専念する方が効果的な場合もあります。
さらに、情報やアドバイスが多すぎると迷いが生じやすい人には、複数利用はかえって負担になる可能性があります。1社と信頼関係を深めながら進める方が安心して活動できるケースもあります。
必ずしも複数利用をした方が良いとは限りませんので、自分に合った形で転職活動を進めましょう。
具体的な転職エージェント組み合わせ例

転職エージェントを複数利用する際は、総合型と特化型を組み合わせるのがおすすめです。
総合型は幅広い求人を提供し、特化型は特定の業界や職種に特化した情報や専門的なサポートを受けられます。
それぞれの強みを活かすことで、より効率的で精度の高い転職活動が可能になります。以下に具体例を挙げます。
【総合型と特化型の具体例】
- リクルートエージェント(総合型) × ワークポート(IT業界特化型)
- doda(総合型) × マイナビエージェント(若年層特化型)
- パソナキャリア(総合型) × ジェイエイシーリクルートメント(外資系・管理職特化型)
- Spring転職エージェント(総合型) × RSG(金融業界特化型)
目的や希望職種に応じて、最適な組み合わせを選ぶことが成功のカギになります。
次の章で、おすすめの転職エージェントを紹介します。
上記はあくまでも一例です。上記のような大手エージェントでなくても、中小エージェントでも優良なエージェントはあります。自分に合ったエージェントを見つけましょう。
おすすめの転職エージェント
- 離職率の低い企業に転職したい方におすすめエージェント
- スポーツ経験のある方におすすめエージェント
- 未経験からITエンジニアを目指す方におすすめエージェント
- 安定した仕事に就きたい方におすすめエージェント
- 高収入を目指す方におすすめエージェント
- ITエンジニアを目指す方におすすめエージェント
- 履歴書よりも実力で勝負したい方におすすめエージェント
①離職率の低い企業に転職したい方におすすめエージェント
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---|---|---|---|
![]() | アルバトロス転職 | お住いの地域不問 | 社会人、就活生 |
退職代行業界最大手「退職代行モームリ」と同じ運営会社のアルバトロス転職。
退職代行モームリを利用した方たち年間2万件以上の退職データを活用しての転職支援が可能のため、ブラック企業を避け、優良企業に絞って紹介を受けられるという最大のメリットがあります。
少しでも離職率が低く、安心して働ける企業を探したい方にはピッタリです!
アルバトロス転職について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
②スポーツ経験のある方におすすめエージェント
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![]() | アスリートエージェント![]() | 東京、神奈川、 埼玉、千葉 | ・学生時代スポーツ経験のある方 ・プロや実業団等で活躍されていた方 |
スポーツ経験者の転職支援サービスサイト・アスリートエージェント。アスリート・体育会人材の就職支援とビジネス教育を提供し、「アスリートからビジネスアスリートへ」を合言葉に、社会で活躍するビジネスアスリート人材を創出するエージェントです。
スポーツ経験者に特化したエージェントだけに、学生時代や実業団等でスポーツをやられていた方には絶好のエージェントと言えます。
③未経験からITエンジニアを目指す方におすすめエージェント
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![]() | @PRO人【アットプロジン】![]() | 首都圏 | ・20歳~32歳まで ・未経験からITエンジニアを目指す方 |
エンジニア転職情報が多数のIT専門転職エージェント @PRO人【アットプロジン】。
ユーザー満足度90%以上。業界専門のアドバイザーが親身に相談に応じてくれ、未経験からIT業界を目指したい方におすすめです。
④安定した仕事に就きたい方におすすめエージェント
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![]() | 安定のお仕事![]() | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、愛知 | 20~29歳の方 |
安定した仕事に就きたい20代のための仕事探しサービス、その名も 安定のお仕事。
土日休みのオフィスワーク、英語力が活かせる、リモートワーク可など、こだわりを重視しながら生活が安定する正社員の仕事を紹介しています。未経験分野への転職をお考えの20代の方は、まずは問い合わせをしてみましょう。
⑤高収入を目指す方におすすめエージェント
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⑥ITエンジニアを目指す方におすすめエージェント
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ITエンジニア特化型転職エージェントであるキッカケエージェント。
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⑦履歴書よりも実力で勝負したい方におすすめエージェント
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転職エージェントは日本全国に約2万9000社あると言われています。その中から自分に合ったエージェントを探すのは容易ではありません。当Blogでは特化型エージェントを中心に紹介していきます。
転職エージェントの複数利用での疑問解決(Q&A)

転職エージェントの複数利用での疑問をQ&A形式でまとめてみました。※Q(質問)の部分をクリック(タップ)するとA(答え)が出てきます。
A: 基本的には伝える必要はありませんが、応募が重複する可能性がある場合は伝えておくとトラブルを防げます。正直に伝えることで、担当者の信頼を得られることもあります。
A: 企業側に混乱を招く可能性があるため、エージェントを通じて応募先を確認することが重要です。応募状況を管理することで、このようなリスクを未然に防げます。
A: スプレッドシートや専用のタスク管理ツールなどを活用して、各エージェントの進捗状況を記録しましょう。また、定期的に自分で状況を見直すことも大切です。
A: アドバイスの違いはエージェントの視点や経験の違いからくるものです。すべてを鵜呑みにせず、自分の希望や目標に照らして取捨選択をすることが大切です。
A: 基本的に転職エージェントの利用は無料です。ただし、企業からの成功報酬で運営されているため、何らかのトラブルがない限り追加費用は発生しません。
A: レスポンスや対応が悪い、サポートに満足できない、求人の質が低いと感じた場合や希望条件に合わない場合は、速やかに他のエージェントに切り替えましょう。
転職エージェントを複数利用して転職成功させるために

「転職エージェントは複数併用が基本!メリット・デメリットと使い分け術」ということで、転職エージェントを複数利用をベースとして、メリット・デメリット、そして、エージェントの使い分けについて、お伝えしてきました。
前章でも記述しましたとおり、私は人事採用担当をしていたとき、多くの転職エージェント担当者とやりとりをしてきました。
その中で、転職エージェント良し悪しの判断基準は担当者次第という部分がかなりの割合で占めているという点。これは転職を希望しているエージェント利用者、そして、企業側にとっても、担当者の力量がとても重要です。
利用者は自分の人生が、企業側は企業の未来が、それぞれ懸かっています。それだけに、転職エージェント担当者の「当たり外れ」は、両者に大きな影響を及ぼすのです。
それゆえ、転職エージェントの担当者が大切であるということをお分かりいただけたかと思います。
最高の転職エージェントを見つけて、効率的かつ計画的に進めて理想の転職を実現しましょう!

転職を成功させるためのバイブルを悩めるあなたに!
最後に、私が執筆しました転職成功への戦略本「キャリアに迷う30代40代へ、転職成功へのリアル戦略」是非これを機にお読みください。
自身5回の転職を成功させ、採用担当の面接官としての経験を踏まえ、応募者側と企業側の両面の思考から、今までの転職攻略本にはない内容となっています。
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