転職活動を効率よく進めるために、複数の転職エージェントを利用するのはもはや常識。
しかし、情報量が増える一方で、「結局、誰の意見を信じるべき?」と悩む方も多いはずです。
この記事では、数ある担当者の中から“本当に頼れるエージェント”を見極めるコツを解説。
信頼できる一人に絞ることで、転職活動の質が格段に上がります。

【この記事の投稿者】
複数の転職エージェント利用も、誰を信頼すべきか迷っている方へ

この記事は、以下のような悩みを持つ方にオススメです。
【オススメの方】
- 複数の転職エージェントを使っているが、誰を信頼すべきか迷っている方
- エージェントごとの意見がバラバラで転職の方向性が定まらない方
- 信頼できる担当者と腰を据えて転職活動を進めたい方
- 転職活動で情報過多になり、意思決定に自信が持てなくなっている方
また、この記事を読んで、得られることをまとめました。
【この記事から得られること】
- 「頼れるエージェント」を見極めるための判断基準
- 複数利用の落とし穴とその回避方法
- 転職の質を下げないためのエージェント選びのコツ
- 自分に合う転職パートナーとの向き合い方
複数の転職エージェントを使うなら「信頼できる一人」を見極めよう

複数の転職エージェントを活用することは、より多くの求人情報やアドバイスを得るために効果的です。
ただし、最終的に「この人と転職活動を進める」と決められる存在を見極めることが重要。
あれこれ情報を比較しすぎて決断が鈍るよりも、信頼できるひとりに絞ることで、行動のスピードと意思決定の質が高まります。
見極めを誤ると、転職の質が下がる3つの深刻な落とし穴

転職エージェントを複数使うのは有効ですが、「信頼できる一人」を見誤ると、かえって転職活動が混乱します。
以下の3つが特に深刻な落とし穴です。
①対応のばらつきで迷いが生じる
- 担当者によって「今すぐ動くべき」「まずはスキルを高めて」などアドバイスがバラバラ
- 軸がブレて応募先の選定に時間がかかる
- 結果として「結局どの意見が正しいのか分からない」状態に
→アドバイスの整合性が取れないと、行動が止まり時間だけが過ぎるリスクが高まります
②優良案件を逃すリスクがある(意思決定の遅れ)
- 求人には応募〆切や「早い者勝ち」の現実がある
- 複数の意見に迷っているうちに、他の候補者に決まってしまう
- 「比較しすぎて動けない」ことが最大の損失に
→質の高い求人は、迷っている間に他人のものになります。
③信頼関係が築けず、あなたに本音で向き合ってくれない
- 複数エージェントにまたがっていると、担当者は「本気度が低い」と判断しがち
- 表面的な求人紹介に留まり、あなたの希望を深掘りしない
- 推薦文の質や企業との交渉力も下がる
→信頼関係がなければ、あなたの本当の希望は届きません。
【まとめ】
「たくさんの選択肢」は一見有利に見えても、見極めを誤ると「質の低下」と「決断の遅れ」につながります。
転職活動においては、“情報量”より“信頼できる伴走者”の存在が大きな武器になります。
当Blogでは「複数併用」を推奨していますが、ある程度複数の担当者とやりとりしていくうちに、担当者の仕事ぶりや人間性などが垣間見えてきます。初期の段階で複数から情報を多く仕入れ、その間に担当者の良し悪しや相性を見て、信頼できる担当者の選別していくのが良いでしょう。
転職エージェントの複数併用について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
この対応があれば信頼の証!「頼れるエージェント」5つの判断基準

信頼できるエージェントかどうかは、求人の多さではなく、あなたに向き合う姿勢で判断できます。
以下の5つをチェックポイントとして活用しましょう。
①あなたのキャリアを言語化・整理してくれる
- 例:「●●の経験は、実は□□業界でも通用しますよ」と可能性を広げてくれる
→単なる職務経歴の羅列ではなく、“強み”を引き出す力があるかどうかがカギ
②求人紹介の理由をロジカルに説明してくれる
- 「企業が求める人物像にあなたの××経験がマッチするから」と明確に語れる
→感覚的な提案よりも、納得感のある根拠があるかどうかがポイント
③企業のデメリットも包み隠さず伝えてくれる
- 「残業が多めですが、昇給率は高い」など、都合の悪い情報も共有
→メリットだけを強調する担当者は、あなたを“成約”としてしか見ていない可能性あり
④応募・辞退・内定辞退にも寄り添う姿勢がある
- 無理なプッシュをせず、判断を尊重しつつ相談に乗ってくれる
→あなたを“商品”としてではなく、“人”として見ているかが重要
⑤「転職しない」という選択肢も視野に入れてくれる
- 「今はスキルを磨いたほうがいいかもしれません」など、無理にゴールに誘導しない
→『長期的なキャリア視点がある』=『信頼できるパートナーの証』
【まとめ】
信頼できるエージェントは、「数を紹介する人」ではなく、「納得の選択肢を導く人」です。
求人の内容だけでなく、「その人があなたをどう扱っているか」で判断しましょう。
業者は企業に人材紹介して入社が決まれば、人材年収の約1/3が紹介料として得られるため、違った意味で必死になっている担当者も。そのへんの見極めができるかどうかも、大切な判断基準になります。

「全て使い続けたほうが得では?」という誤解に要注意

「多くの情報を持っていた方が得なのでは?」と感じるのは当然です。
しかし、情報量が増えるほど、かえって“判断力”は鈍るのが人間の心理。
よくある誤解
- 複数人から意見を聞けば、理想の転職に近づける
- 「多くの求人を持っている」=「良いエージェント」
- 決断を先延ばしにすれば、もっと良い求人が出てくる
実際に起こる弊害
- 情報が増えすぎて、どれを選んでも不安が残る(決断疲れ)
- 各エージェントとの関係が浅くなり、本音のサポートが受けられない
- 判断の遅れが「良い求人を逃す」原因になる
効果的な使い方は「初期は広く、後半は深く」
複数エージェントは初期の情報収集には有効です。
ただし、中盤以降は「信頼できる1人」に絞って深く付き合い、戦略を練るべき。
「転職エージェントは複数併用が基本!」でも記述されているように、併用と選定のバランスが重要だと解説しています。
【まとめ】
「数打てば当たる」の発想は、転職では通用しません。
むしろ、「この人と一緒に転職を成功させる」と決めた瞬間に、行動力と決断力が高まり、転職の成功率もぐっと上がります。

複数エージェントを使う人の賢い管理方法について、まとめた記事がありますので、併せて参照ください。
信頼できる「ひとり」を見つけることが転職成功の近道

転職を成功させるには、情報の多さよりも“誰と進めるか”が決め手になります。
複数エージェントを使うのは有効ですが、最終的には「信頼できるひとり」と深く関係を築くことが重要です。
あなたの価値観や希望に真摯に向き合い、必要なときに背中を押してくれる存在が、転職活動を大きく前進させます。
では、信頼できるエージェントを見つけるには?次の章で紹介します。
信頼できるエージェントを探すなら、まずこの3社

自分に合う担当者と出会える可能性を高めたいなら、以下のエージェントがおすすめです。
①面接が不安でクリエイティブ職種を希望している方におすすめエージェント
面接に不安を残し、クリエイティブ職種を希望している方は、「マスメディアン」がおすすめ。筆者が採用担当をしていたとき、よく人材紹介していただいたエージェントです。
マスメディアンから実際に紹介を受けた求職者の面接にマスメディアン担当者が同席し、面接終了直後に即フォローを行うという、他の業者にはない手厚い面接サポート体制を取られています。
現在エージェントに不安を抱えていて、乗り換えを検討されている方には、ぴったりなエージェントと言えます。
「マスメディアン」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
②ホワイト企業への転職を強く望まれている方におすすめエージェント
ホワイト企業への転職を強く望まれている方は、「退職代行モームリ」と同じ運営会社で、ブラック企業を徹底排除する「アルバトロス転職」がおすすめ。
退職代行モームリを利用した方たち年間2万件以上の退職データを活用しての転職支援が可能のため、ブラック企業を避け、優良企業に絞って紹介を受けられるという最大のメリットがあります。
「アルバトロス転職」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
③履歴書よりも実力で勝負したい方におすすめエージェント
本当の実力で勝負したい方におすすめなのが「Q転職」。企業が課したミッションを解いて転職活動ができる新しい転職サービスを提供。
書類選考や面接だけに頼らない、実力で勝負をして転職活動を進められるため、書類選考だけで機械的にお見送りになってしまうような憂き目には遭いません。
「Q転職」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
上記3つのエージェントを含む、それ以外の当Blogがおすすめの転職エージェントについては、下記緑色のバナーをクリック(タップ)していただき、参照ください。

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