転職エージェントとのやり取りで「もう断りたい」と思ったとき、どう伝えるか悩みますよね。
特にメールでの断り方に不安を感じる方も多いはず。
この記事では、失礼なくスムーズにエージェントを断るメール文のポイントを解説し、状況別の例文をテンプレート形式でご紹介します。
丁寧に断ることで、今後のキャリアにもプラスに働く対応ができるようになります。

【この記事の投稿者】
転職エージェントをメールで断りたい方へ

この記事は、以下のような悩みを持つ方にオススメです。
【オススメの方】
- 転職エージェントをメールで断りたい方
- 紹介された求人が希望と合わず困っている方
- 転職活動を一時中断したいと考えている方
- 別のエージェントに切り替えたいが言い出しづらい方
また、この記事を読んで、得られることをまとめました。
【この記事から得られること】
- 状況別で使える断りメール例文が手に入る
- 失礼にならない断り方のポイントがわかる
- メールで断ることのメリットが理解できる
- エージェントを上手に切り替える方法がわかる
転職エージェントはメールで断ってOK!失礼なくスムーズに伝えるコツとは

転職エージェントへのお断りは、メールで行っても全く問題ありません。
むしろ、タイミングや内容を自分でコントロールできるメールは、誤解を防ぎつつ丁寧に気持ちを伝えられる手段です。
「お世話になったし…」と悩みすぎず、感謝と簡潔な理由を伝えれば失礼にはなりません。
無理に引き延ばすより、早めに行動する方が結果的にお互いのためになります。
メールで断るのが失礼ではない理由とは?

メール断りが「非常識ではない」3つの根拠
①エージェントも断られることに慣れている
転職エージェントは、求職者が複数のサービスを利用していることを前提に活動しています。
実際に途中で辞退されたり、別のルートで内定が決まるのは日常茶飯事。そのため、丁寧なメールでの辞退はごく一般的な対応です。
②ビジネス上も「履歴が残るメール」の方が安心
電話や口頭では、言った・言わないのトラブルになることも。
メールなら「いつ・誰に・どう伝えたか」が記録として残るため、双方にとって安心です。
また、文章にすることで余計な感情や誤解を避けられます。
③相手の時間を奪わず、自分のペースで伝えられる
エージェントは多忙。電話のように即応を求めるより、メールで落ち着いて内容を確認できる方が、相手にも親切です。
また、受け手も業務中に目を通せるので、合理的なコミュニケーション手段といえます。
【まとめ】
【ポイント】
- メールは業務連絡の一環としてむしろ適切
- 誠意ある文面であれば失礼にはならない
- 相手の都合にも配慮できるため、円満な辞退につながる
上記②番は断るときに限らず、仕事をしていく上で大事な考え方。電話(口頭)連絡だと「言った・言わなかった」ということが、後々出てくる可能性があります。仮に電話で断りを伝えたとしても、メールでも連絡をして、必ず履歴を残すようにしてください。
状況別|転職エージェントへの断り方メール例文テンプレ

基本構成:好印象な断りメールのポイント
- 件名:わかりやすく、簡潔に
(例:「ご紹介求人について」「今後のご対応について」など) - 本文の構成:
1)冒頭のあいさつ・お礼
2)辞退の理由(簡潔に)
3)今後の関係(必要あれば記載)
4)締めの感謝
【保存版】断り方メール例文テンプレ10選

以下で、転職エージェントへの断り方メール例文テンプレート状況別10選をまとめました。
緑のボタンをクリック(タップ)すると、例文が出てきます。コピペして使用できますので、活用してみてください。※例文使用時、氏名部分の変更を忘れずに
①紹介求人が合わないとき
求人内容にミスマッチを感じた場合は、感謝を伝えつつも「希望条件と異なる」と明確に伝えるのが重要です。断る意思をはっきり示すことで、不要な紹介が続くのを防げます。
件名: 【山田太郎】ご紹介いただいた求人について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
ご提案いただいた求人について、拝見いたしましたが、
現時点で希望している条件(勤務地・業務内容等)と
やや異なるため、今回は辞退させていただきます。
引き続き条件に合う求人がございましたら、
ぜひご紹介いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
山田太郎
②他エージェント経由で内定が出たとき
他社での内定を理由に断る際は、「比較検討の結果」や「スムーズなご対応に感謝」といった表現を使い、誠実に感謝を伝えましょう。企業名など詳細は伝えなくても問題ありません。
件名: 【山田太郎】転職活動終了のご報告
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
ご支援いただきありがとうございます。
このたび、他のエージェント経由でご縁があり、
内定をいただきました。
それに伴い、転職活動を終了することとなりました。
これまでのサポート、心より感謝申し上げます。
今後のご活躍をお祈りしております。
山田太郎
③転職活動を一時停止したいとき
一時的に活動を中断する場合は、はっきりと「休止」の意思を示しつつ、「再開時にはまたご連絡させていただきます」と丁寧に伝えることで、良好な関係を保つことができます。
件名: 【山田太郎】転職活動一時休止のご連絡
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
いつも丁寧なご対応ありがとうございます。
私事ながら、諸事情により
転職活動を一時停止することとなりました。
再開の際には、ぜひご相談させていただきたく
思っております。
短い間でしたが、ご支援ありがとうございました。
山田太郎
④対応に不信感を抱いたとき
不信感を抱いた場合でも、トラブルを避けるため、感情的にならず冷静に対応するのが大切です。詳細な批判は避け、「自分に合わない」と主語を自分に置く表現が無難です。
件名: 【山田太郎】ご支援の終了について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
○○様との複数回のやり取りの中で、
私自身の希望と合わないご提案が続いたことを受け、
他の方法で活動を進める判断をいたしました。
お手数をおかけしましたが、
今後のご対応は辞退させていただきたく存じます。
急な申出となり、大変恐縮ですが、
何卒ご理解いただけますと幸いです。
これまでのサポート、ありがとうございました。
山田太郎
⑤他社に乗り換えたいとき
感謝の気持ちを最優先に伝えつつ、他社エージェントで進めたい理由を簡潔に述べるのがポイントです。乗り換えの理由を深追いされないよう曖昧に言葉を濁すと良いでしょう。
件名: 【山田太郎】今後の転職活動の進め方について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
いつも丁寧なご対応いただき、ありがとうございます。
転職活動がなかなか進展しない中、
このたび、転職活動の進め方を改めて見直し、
他の方法を選ぶことにいたしました。
これまでいただいたご支援に感謝申し上げます。
今後のご活躍を心よりお祈りいたします。
山田太郎
⑥紹介スピードが遅く進展がないとき
忙しい中で動いてもらっている点には感謝を示しつつ、転職活動のスピード感を重視している姿勢をやんわり伝えるのがコツです。無理に改善を求めず、別ルートへの切り替えを丁寧に示しましょう。
件名: 【山田太郎】ご紹介求人について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
ご提案いただいた求人につきまして、
検討しておりますが、希望に沿ったご紹介が少なく、
今後の転職スケジュールを考慮して、
別の形で活動を進めることにいたしました。
急な申出となり、大変恐縮ですが、
何卒ご理解いただけますと幸いです。
短い間でしたが、ご対応ありがとうございました。
山田太郎
⑦希望条件とズレが多いとき
紹介内容に対する違和感やズレは主観的になりやすいため、「違いがある」ことに焦点を当てつつ、エージェントの労力を否定しない表現が重要です。継続を望まない場合は、はっきり断るのがマナーです。
件名: 【山田太郎】今後のご紹介について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
いつも丁寧なご対応いただき、ありがとうございます。
ご紹介いただいた求人を拝見しておりますが、
希望条件とのズレが多く感じられるため、
今後のご紹介は辞退させていただきます。
急な申出となり、大変恐縮ですが、
何卒ご理解いただけますと幸いです。
これまでのご尽力に感謝申し上げます。
山田太郎
⑧エージェントとの相性が合わないとき
相性の問題は改善できることではないため、詳細には触れず、「別の方法で進めたい」という表現でやんわりと伝えるのがベストです。相手の人格や提案内容を批判しない姿勢を心がけましょう。
件名: 【山田太郎】今後のご対応について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
これまでのご支援に感謝申し上げます。
誠に恐縮ですが、転職活動を進める中で、
今後は別の方法を取ることにいたしましたため、
ご支援は辞退させていただきたく存じます。
何卒ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
山田太郎
⑨知人紹介の転職先が進展したとき
エージェントにとっては手を引く理由として納得しやすい状況なので、率直に伝えて問題ありません。紹介先を明かす必要はありませんが、進展状況を伝えることで信頼を損なわずに辞退できます。
件名: 【山田太郎】転職活動の進捗について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
いつも丁寧なご対応ありがとうございます。
実は知人からの紹介で企業との話が進んでおり、
そちらを優先して活動を進めることにしました。
短い間でしたが、ご支援ありがとうございました。
山田太郎
⑩理由を言いたくないが断りたいとき
プライベートな事情や言いたくない理由がある場合は、あえて詳細に触れず「諸事情により」とぼかすのが有効です。感謝の気持ちだけはしっかりと伝えることで、角が立ちにくくなります。
件名: 【山田太郎】今後の対応について
本文:
○○様
お世話になっております。
山田です。
誠に勝手ながら、諸事情により、
転職支援を辞退させていただきたく
ご連絡申し上げました。
急なご連絡になり、大変恐縮ですが、
何卒ご理解いただけますと幸いです。
これまでのご尽力に心より感謝申し上げます。
山田太郎
件名の冒頭に【 】で括って自分の名前を書くようにしましょう。担当者は、たくさんの求職者とやりとりをしており、同じような件名ですと、担当者に伝わらない可能性があるためです。
転職エージェントを断りたくなる理由について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
「メールだけだと失礼?」と不安な方へ伝えたい3つのこと

①相手も仕事だから割り切っている
転職エージェントは多数の求職者と並行してやり取りしており、辞退の連絡も日常業務の一部です。
プロとして受け止めているため、辞退自体に感情的になることはまずありません。逆に、返事が遅れたり、はぐらかされる方が困るものです。
②感謝を伝えれば、辞退でも印象は悪くならない
どんな理由であれ、「これまでのご支援に感謝しております」という一言を加えるだけで、印象は大きく変わります。
辞退=失礼ではなく、「感謝+意思表示」をセットで伝えることで、誠実さが伝わりやすくなります。
③不安なら「まずはメールで失礼します」とワンクッション
「いきなりメールだけで断っていいのかな」と不安なら、冒頭に「まずはメールにて失礼いたします」や「お電話すべきところ恐縮ですが」と一言添えることで、グッと印象が柔らかくなります。
結果的に相手への配慮としても受け取られやすいです。
今まで対応していただいた感謝をメールでしっかり伝えることができれば、全然OKです。

断る勇気はキャリアを守る第一歩。あなたに合う転職の道を選ぼう

転職エージェントを断ることに罪悪感を覚える必要はありません。
自分のキャリアを守るために、納得できない提案や相性が合わない対応には、きちんと意思表示をすることが重要です。
丁寧な言葉で、誠意ある断りを伝えることで、人間関係を壊すことなく次の一歩へ進めます。
次の章では、そもそも「断りたくなるような対応をされない」信頼できるエージェントの選び方を紹介します。
信頼できる転職エージェントなら、断りたくなることもない

【信頼できる転職エージェントの特徴】
- 丁寧なヒアリングとキャリア理解
- 紹介求人の質が高く希望とズレが少ない
- 押し付けや強引な連絡がない
- 定期的に状況確認し、寄り添った対応をしてくれる
信頼できる転職エージェントに出会えれば、「断る必要がある場面」自体が激減します。
あなたの希望にしっかり耳を傾け、無理のないペースで寄り添ってくれる存在なら、安心して転職活動を進められます。
次の章では、当Blogおすすめの転職エージェントを紹介します。
当Blogおすすめの転職エージェントを厳選して紹介

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「マスメディアン」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
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「アルバトロス転職」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
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「Q転職」について、詳しくまとめた記事がありますので、併せて参照ください。
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